前回の記事では、ハンドメイド作品をどこで売る?というのをテーマにお話ししました。
今回は、具体的にネットで売るサイトについて比較していこうと思います!


本記事の内容
- フリマアプリ、専用アプリ、ハンドメイドマーケットで売ることの違いをご紹介
- 特徴、配送料、手数料、決済方法などを徹底比較
目次
ハンドメイド販売【フリマアプリ、ハンドメイドマーケット、専門ECストアの違い/比較】
フリマアプリの違い、比較
フリマアプリの特徴としては、気軽に売ることができます。
ただし、値切り交渉が多くあることや、あまり高いものは売れないというデメリットもあります。
利用規模、特徴、メリット、デメリット
サイト名 | 利用規模 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
メルカリ | 2,216万人 (2019年4月時点) |
・メルカリ独自で経営 ・メルペイが使用可能 |
・多くの人が利用しているのですぐに購入されやすい ・大型配送も可能 |
・値切り交渉がよくある ・販売手数料が高め |
ラクマ | 1,115万人 (2019年4月時点) |
・楽天が経営 ・楽天IDで登録可能 ・楽天Payが使える |
・販売手数料がダントツで安い ・主婦層が多いため日中の時間も購入されやすい |
・登録人数が少ないため売れるまで時間がかかりやすい |
Paypayフリマ | 参考: ヤフオク!1,500万人 (2018年4月時点) Paypay利用者 800万人 |
・Yahoo!が経営 ・Yahoo!JAPAN IDで登録可能 ・Paypayで登録可能 ・Paypayが使える |
・できたばかりのサービスなので注目度は高い ・口座振り込み手数料が安い |
・販売手数料が高め ・自己紹介欄がないため独自ルールは設けられない (面倒な方はむしろメリット) |

販売手数料、送料、口座振込手数料などの料金比較
サイト名 | 販売手数料 | 送料負担 | 売上金の口座振込手数料 | チャージ |
---|---|---|---|---|
メルカリ | 販売価格の10% | 出品者または購入者 (選択可能) |
200円 |
|
ラクマ | 販売価格の6% (6%+税) |
出品者または購入者 (選択可能) |
210円 ※ 楽天銀行 1万円以上無料 |
|
Paypayフリマ |
販売価格の5% |
出品者が負担 | 100円 ※ Pay Pay銀行無料 |
|
販売手数料、口座振込料はPay Payフリマが安いですね。

配送方法の比較
サイト名 | 匿名配送 | 大型配送 | その他配送方法 |
---|---|---|---|
メルカリ |
・ゆうパケット200円 |
||
ラクマ |
なし |
・ゆうパケット180円 ・ゆうパケットポスト175円 ・ゆうパック700~1500円(60~170サイズ) ・ネコポス200円 ・宅急便コンパクト530円 ・宅急便800~2500円(60~200サイズ) |
|
Paypayフリマ |
あり |
あり おまかせ配送 |
|
どのフリマアプリも、匿名配送で日本郵便とヤマト(宅急便)を使っています。
大型配送はメルカリ、Pay Payフリマが便利!
その他の比較
ここでは、値下げ交渉、購入申請、プロフィール登録を見ていきましょう。
ちなみに「購入申請」とは、購入者が出品者に対して購入の意思表示をする機能です。
サイト名 | 値下げ交渉 | 購入申請 | プロフィール登録 |
---|---|---|---|
メルカリ | あり ・コメント欄にて交渉 |
なし | ・名前 ・写真 ・自己紹介欄あり |
ラクマ | あり ・コメント欄にて交渉 |
あり ※なしにもできます |
・名前 ・写真 ・自己紹介欄あり |
Paypayフリマ | あり ・価格の相談ボタンにて交渉 |
なし | ・名前 ・写真 ・自己紹介欄なし |



ハンドメイサイト・専門ECストアの違い、比較
ハンドメイド専門サイトの特徴としては、フリマアプリと違い完全オリジナル作品のみ販売されているため、ハンドメイドが好きな方が集まる特徴があります。
また、自分のギャラリーがあり、統一感を持たせることでショップのような作りができます。
ハンドメイドマーケットは、作家によってファンがつきやすく、リピーターが多いのも特徴です。
今回は独自のサイトを表現できる専用ECストア「 BASE 」「 STORES 」も交えて比較したいと思います!
「 BASE 」「 STORES 」はハンドメイドマーケットとは違い、自分専用の独自性のあるショップを持ち、そこで売るというサービスになっています。
機能面でも本格的なため、実店舗を持っていてネット販売もしたい方にも向いています。
利用規模、特徴、メリット、デメリット
サイト名 | 利用規模 | 特徴 | メリット | デメリット |
minne |
公開作品数1,000万点 |
・登録作家数、作品数ともに国内ハンドメイドマーケット最大 ・ 「tetote(テトテ)」と統合 ・20~30代の子育て世代の女性が中心 ・キッズものも充実 |
・なんといっても作品数が多いため、購入者の数も多い ・始めるならminneから始めたほうがおすすめ |
・登録者が多いため、ライバルが多く、ファンが付くまでに時間がかかる可能性あり |
Creema |
利用者20万人 公開作品数 1000万点(2020年1月時点 ) |
・2010年オープンの老舗マーケット ・大人っぽい作品が多い ・利用顧客は 20代後半~40代前半の女性が中心 ・minneと平行して登録している作家さんが多い |
・minne同様、作品数が多いので、minneと並行して販売するのがおすすめ | ・若干サイトが重い(解消されている可能性あり) |
iichi | 公開作品数65万点 ( 2020年1月時点 ) |
・サイトの名前が「いい市」という意味 ・プロやセミプロが多い ・登録者数、作品数は少なめ ・洗練された作品が多い ・男性の購入者も多め |
・洗練されたモノにこだわった商品が多いく、質が高い | ・販売手数料が高い ・質が高いため、初心者は入りにくい市場 |
BASE |
160万ショップ |
個人で気軽に行っている人が多い |
・自分だけのネットショップを簡単に無料で持つことができる ・デザイン性も細かくカスタマイズできる ・売り上げが少ない人は決済手数料が安い |
代引きを利用できない 売り上げが多い方は売れば売るほど手数料が高くつく |
STORES |
毎月1万ショップ開設2021年6月時点 |
実店舗を持っている、本格的に商売したい人に向いている 無料プラン、有料プランがある |
・自分だけのネットショップを簡単に無料、(有料プランもあり)で持つことができる ・デザイン性も細かくカスタマイズできる ・実店舗と在庫を一括管理できる |
売り上げが一定に満たない人はスタンダードプランの月額利用料がかかる |

販売手数料、振込手数料、購入者の決済方法の比較
サイト名 | 販売手数料 | 振込手数料 | 決済方法 |
---|---|---|---|
minne | 【作品価格+購入オプション価格+送料】の10.56%(税込) | 一律220円 |
<以下会員様限定> |
Creema |
1.作品・素材の売買が成立した場合 2.フードの売買が成立した場合 3.台湾、香港サイトで売買が成立した場合 |
|
<以下会員様限定>
|
iichi | 20% | 一律160円(PayPay銀行あての場合55円) |
|
BASE | 3.6%+40円+3% | 一律250円 【+事務手数料】 ・2万円未満の場合:500円 ・2万円以上の場合:0円 |
|
STORES | フリープラン 5% スタンダードプラン 3.6%(月額料金2,178円(税込)) |
・一律275円 |
<フリープラン>
<スタンダードプランで可能な決済>
|
※2022年2月時点
※すべて最初の登録料は無料
ちなみに私のハンドメイドマーケットはこんな感じです。
▼minne

▼STORES
▼creema

専用ストアやハンドメイドマーケットだと、どれもショップみたいに作れますよね。
ですので、すごくモチベーションもあがります♪
というわけで、フリマサイトと専用ストア、ハンドメイドマーケットの比較でした。
ココがポイント
- 速めに売りたいならメルカリなどのフリマアプリがおすすめ
- 作家性を大事にしたいなら、minneなどのハンドメイドマーケットがおすすめ
- 独自性を持って本格的な自分のショップを持ちたいなら、STORES、BASEがおすすめ
- 複数の媒体で売ることも大事
どのサイトで売るか、少しでも参考になりますと幸いです。
次は、売るためのコツ(写真撮影、ブランド作成)などをお伝えいたします~♪
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